ここ20年ほどで日本にはたくさんの韓国文化が入ってきました。今ではアイドルグループに韓国風メイクなど、若者を中心に韓国文化が流行していますね。すごく身近な国ではあるのですが、では韓国人から見た日本人の印象はどうなのでしょうか?

■韓国と日本の似ている部分
おそらく数ある国の中で、もっとも身近な国が韓国ではないでしょうか?成田-釜山は飛行機で約2時間半、なんと日帰りで旅行ができてしまいます。2002年には日韓合同のワールドカップも開催され、すごく盛り上がったのも記憶に新しいですね。
様々な歴史的背景があり、ネットでもそういった方面で話題になることはありますが、若者の間ではお互いの文化がすごく流行していますよね。日本では韓国ドラマや韓国料理、アイドルグループ、コスメ、ファッションなど、様々な韓国文化が若者を中心に大流行しています。
では韓国人から見た日本人はいったいどのような印象なのか。コミュニケーション方法については、日本と同じ部分、全く違う部分、両面が見つかりました。まず共通部分から見ていくと、韓国にも敬語や尊敬語が存在しています。
実は敬語や尊敬語自体が、世界的にも珍しかったりします。相手を敬う気持ちはどの国の人々にもありますが、それを言葉や単語として表している言語はすごく少ないのです。両国とも、目上の人など相手を大切に思っていることがわかりますね。特に韓国では両親をとても大切に思っているそうですよ。
■韓国と日本の似てない部分
一方で違う部分は、気持ちをストレートに伝えるかどうかです。日本では、相手に何か伝える時、きつく聞こえないか、嫌な思いをさせてしまわないかと考え、言葉を濁したり言い換えたりして会話を進めます。
極力ストレートに言うことは避け、相手の気持ちや立場を配慮し、本音と建て前を使い分けたり、言葉を濁したり。ですがそういった文化の中で育ってきたもの同士、ストレートな言葉でなくてもしっかり相手に伝わり、会話が成立します。
しかし、韓国ではこうだ!と思ったらその気持ちをストレートに相手に伝えます。本音一本勝負で、気持ちを互いにしっかり見せ合い、本音でぶつかり合うのが韓国流です。こんなに近い国なのに、こんなにコミュニケーションに差があるのは面白いですね。
なので言葉を濁したり本音と建て前を使い分けるのは、韓国でもあまり理解してもらえないんだとか。日本のコミュニケーションはすごく小数派なのですね。私達日本人も、世界に出たときは韓国のコミュニケーション方法のように、本音で気持ちを伝えられるとスムーズに会話が進むこかもしれません。
でも韓国の方も、日本の小さな心遣いや贈り物にも感謝を伝える所には素晴らしいと感じてくれているようです。互いに良いと思う所、見習うべき所がたくさんあるので、互いの良い所を吸収しあっていけるといいですね。
