2019年に開催されたラグビーワールドカップでも話題になったニュージーランド。オールブラックスが披露したハカは、すごくかっこよかったですよね。縦長の島国で四季もあり、日本との共通点もたくさんあります。ではそんなニュージーランド人から見た、日本人の印象はどうなのでしょう?

■実は日本とも共通点が多いニュージーランド
日本とは反対に南半球に位置するニュージーランド。ですが島国で四季もあり、日本との共通点も多数あります。移民が多く、現在は多民族国家として機能していますが、先住民のマオリの伝統もすごく大事にしている国です。
そんなニュージーランドはおおらかな国民性が特徴。困っている人を見たら手助けしたり、スーパーの店員やバスの運転手には必ず「ありがとう」と伝えるなど、心配りにおいても日本と似ていますね。
一方で、大きな違いもみられます。ニュージーランドでのコミュニケーション方法は、ハグや握手、アイコンタクト、人との距離がとても近いのです。特にアイコンタクトはマナーで、しっかり目を合わせて会話をするそうです。また飲食店でたまたま隣の席になった人とも会話を楽しんだり、とてもオープンな一面があるんですよ。
私達日本人は、家族や親しい友人とは握手やハグ、アイコンタクトなどを交えたコミュニケーションをすることもありますが、決して日常的なものではありません。知らない人と突然挨拶を交わして友達になることも滅多にないですよね。心の距離が遠いわけでなないのですが、相手との物理的な距離はあまり近いとは言えません。
こういった所から、日本人はシャイで引っ込み思案という印象があるみたいです。
■優しさや思いやりは感じ取ってくれている
日本のコミュニケーション方法といえば、代表的なのがお辞儀です。お辞儀は日本特有の文化で、海外の方からはあまり見慣れない所作。それはニュージーランド人にとっても同じようです。
言葉と共にお辞儀をすることで、こちらの気持ちを伝えたり敬意を払ったり。挨拶のひとつとしても自然と身についていますね。やはり不思議な儀式だなと感じるそうですが、それと同時に礼儀正しさや丁寧さも感じ取ってくれています。
コミュニケーション方法が違っても、相手への思いやりがあることは理解してくれているのです。相手を敬う気持ちや優しやが、お辞儀をすることで日本人のみでなくニュージーランドの人々にも伝わっていると思うと、嬉しいですね。
コミュニケーション方法は国によって特徴があります。日本のお辞儀や敬語などは特に珍しいものですが、相手に気持ちが伝わると、例えどんなコミュニケーション方法でも嬉しいですね。
